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2016年3月27日 北の大地。 [日常]

hokkaido_sr.jpg
Pentax 645n FA 45-85mm RDP

北海道である。
新幹線がついに、やっと、北海道に乗り入れたことでニュースは盛り上がっている。

仕事で幾度も行くことになる北海道に初めて向かったのは、ウン十年前の高校2年の夏休みだ。大きなザックに寝袋とユースホステルのシーツを詰め込んで所謂バックパッキングあるいはカニ族と呼ばれた正統的な夏休みの若者の一人旅である。

外国は当時の自分にとってあまりに遠く、目指せる冒険心の発露は『北の大地』たる北海道だったのである。先ず東京に出て上野駅に向かう、それは学割で買った「周遊券」が急行列車までの北海道内乗り降り自由に加えて山手線内からの急行列車の往復乗車券を兼ねていたからだ。
 
上野発の夜行列車である。早めに並んで窓際の座席は確保したとは言えほぼ 垂直な背もたれと足元の太いヒーターパイプと言う状態で8時間強の乗車時間である。ちなみに超満員の車内でトイレに行く際通路に寝ている何人かの頭を新品のキャラバンシューズで踏んだのは、決して後乗りなのに横になって熟睡する要領の良さに嫉妬したからでは無い、と思う。上野発の夜行列車降りた時、青森駅は朝もやけむる早朝だった。始発の青函連絡船を待って更に4時間程の航海ののちついに、やっと北海道である。夕刻に上野を発ってお昼に函館である。自宅から数えたら16時間だ、冒険は長い移動時間の先に待つのであった。
 
時を経てある時2月の極寒の中標津にロケをした。空港は閉鎖され結局千歳から陸路で6時間遅れで現場入りだった。-20℃を下回る気温でファインダー内の液晶がうまく表示されず露出が分かりにくく、ポラはいつまで待っても色が出ない。長い移動時間の先の北海道は、やっぱり冒険の地なのである。
 
tableware train 電車の フォーク H5系 北海道 新幹線 TF-08
地球の歩き方MOOK 北海道の歩き方2017ハンディ版(地球の歩き方ムックハンディ版)16-17 北海道キャンプ場ガイド
ROYCE'(ロイズ) 生チョコレート [オーレ]白い恋人12枚入り六花亭 マルセイバターサンド
函館五島軒カレー詰合せGo-50s

 

タグ:北海道 ロケ
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2016年3月18日 進み行く未来と守るべき遺物。 [カメラ]

ginza_walk.jpg
Nikon D800 AF-S50mm

写真展の話だ。
最近、対象的な2つの写真展を観た。

ひとつは、「ANNIE LIEBOVITZ」の『WOMEN:New Portraits』、そして『Phillippe Salaün Collection』である。

あの「アニー・リーボヴィッツ」の新作肖像写真世界巡回展と言うことでニッポンの会場のTOLOT/heuristic SHINONOMEに出掛けたのだった。だったと言うのは、つまり少し日を経た過去形で会期は既に終了している、念の為。
 
会場名からステレオタイプにイメージするこういう場所に居そうな”若い”女性が、実際その日の観客のほぼ全てだったと記憶している。工場跡をリノベーションしたのだろうがらんとした会場の中央に、積み重なった液晶ディスプレイの裏側と、その脇にこじんまりと写真が貼られた壁が入り口からの眺めだ。要するに写真展らしくない。8x10くらいとかA4くらいとかの大きさもフィニッシュもバラバラな、例えば"あの"オノ・ヨーコの写真なんかがテキトーにピンナップしてあり、その延長に今回の新作が、こちらはB4くらいで縦横4x8枚くらいに整列してやはりピンで貼られている。そして、並べられたパイプ椅子を囲んで40インチくらいのディスプレイを数台重ねた疑似大画面が3方向に、それとテーブルに置かれた写真集という展示だ。
 
壁にピンナップの展示演出は、しかし、保護に重ねられた透明なプラスチック板のつなぎ目が写真の真ん中だったり、写真の位置もバラバラな為、老眼のこんな場所に不似合いかもしれないオッサンには酷く見難い。加えて、驚くほど大量の写真を単純なスライドショーで映すディスプレイを重ねた疑似大画面の、個々の画面の枠による太い分割線や発色差が気に障るのは、件の彼女等には恐らく可能なこの場の世界観に浸れないオッサンの限界かもしれない。なにしろ”TOLOT/heuristic SHINONOME”が未だに飲み込めてないのだから。
 
そして、「フィッリプ・サルーン コレクション」。こちらはリコーイメージングスクエア銀座A.W.Pギャラリーでプリンターであるフィリップ・サルーンの美しいモノクロ銀塩プリントの展示だ。例えばロベール・ドアノーの、あの『パリ市庁舎前のキス』のネガからのノートリのプリントが見られるのである。こちらは会期中である。

昭和な純喫茶を思わせる内装のここは事実エスプレッソマシーンの珈琲を飲みながら写真が楽しめる異色なギャラリーだ。その壁に丁寧に紙焼きされてマット紙とともに額装された写真が並んでいるのである。因みに此処でも3人ほどいた他の観客は女性で、銀座で昭和で純喫茶のイメージ通りと思ったのはあくまで個人の感想だ。

写真は、アノ面倒くさい暗室作業から開放され、しかもネットワークで同時に共有できる進化を遂げた。インターネットの検索窓に打ち込みさえすれば遠い銀河の写真もニエプスの写真も居ながらにして見ることが出来る。それでも写真展に足を運ぶのは、銀塩プロセスでもデジタルであっても”写真”の質感を求めているからと頷きつつ途中階からの中国人団体に囲まれてエレベーターを降った。


A Photographer's Life: 1990-2005
Annie Leibovitz at Work
アメリカの神々―アニー・リーボビッツ写真集
限定マット額装品!/アニー・リーボヴィッツ/ケイトモス & ジョニー・デップ 1994年
ポスター アニー リーボヴィッツ The Blues Brothers 1979年 額装品 アルミ製ベーシックフレーム(ホワイト)
パリ・ドアノー―ロベール・ドアノー写真集
パリ―ロベール・ドアノー写真集
ロベール・ドアノー (アイコン・シリーズ)
Re´trospective









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