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2012年1月16日 速度制限か制限速度か。 [クルマ]

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年が改まっても相変わらずで、ブログの更新が遅いのである。
しかも、数日前の事を今記しているのであるから、我ながら、ヤレヤレなのである。さらに言えば写真も寒々とした曇天の今日のものでは無く数日前な事もバレバレである。

東名高速道路を西に走った。昨年末、早くも(あくまでも主観で)3年目の車検を受けた我がCITROEN C5 Tourerは、だからと言って特段何も変わらず相変わらず快適に走る。先代ほどの電子の要塞化は抑えられている様に思えるものの電気仕掛の多いクルマゆえ車検を機に交換したバッテリーは心強い。地の果てまで、のキャッチフレーズの通りシトロエンは長距離高速クルーズが得意だ。もっとも、街乗りも快適である、先代はボディの大きさがやや気になったが、更にデカイ現行機はボディの見切りがよく先代より取り回しが楽である。確実にクルマとしての完成度は進化しているものの、気象条件や路面状況などのあらゆる外的ストレスをいなしながら静かに平行移動する先代の方が志は未来だったと思うのは美化された思い出かもしれない。

幼き日、大人の会話に出てくるトーメーコーソクと言う単語に「透明高速」の漢字を当てて聞いていたのは小松崎茂の絵描く未来都市のせいだったと思う。東名高速は透明チューブ状では無かったことを知るのは実は少し成長してからだった点についてはここだけの話だ。

日本における高速道路の制限速度は100km/hである、いやそのはずである。遠い昔自動車学校でそう習った、一般路は60km/h、高速道路は100km/hであると。「透明高速」と信じていた昔から高速の制限速度は100km/hである、40年余の自動車の進化が設計速度と言われる制限速度に反映されていないのが如何にも日本的である。100km/h制限が妥当か否かは別としても、唐突に現れる80km/h区間はなんとも理解し難い。神奈川県内にあるそこは道幅も広く確かに山間路とは言え定速走行であれば100km/hでも走行可能なのではなかろうか、ましてや不安なら規制されなくても必要な減速をするだろうし、かえって唐突に現れる規制標識とそれに応じた急減速の緊張のほうがよほど危険なのではと思っていた。

先日たまたま夕方のニュースでその場所での取締を取材した特集を放送していた。測定機器の進化だろうか追尾から違反速度確定までが瞬時なことも驚いたが、何より刮目したのは「23km/hオーバー」と告げていた超過速度だ。つまりそのクルマはその瞬間103km/hだったと言う事である。数字だけを取り上げれば時速100キロより3km/h速い103km/hだった地点が80km/h規制区間だったので23km/hの速度超過違反であるとの理論は確かに正しい事は解る。

ただ制限速度100km/hの高速道路に現れる80km/h規制区間の意味合いが何とも理解しがたいのは読解力不足なのだろうか。

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2011年12月27日 忘備録。CITROEN C5 車検。 [クルマ]

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ちょうど3年前の今日、2008年12月27日に現有CITROEN C5 tourerは納車された。

その時はそれなりに迷って、でも結局本心は既定路線で、7年間働いてくれた先代C5から乗換たのである。人生最初の”愛車”の黄緑色のHONDA Z(製造終了後の中古車に色を選ぶ自由は無く)と次の黄色いCIVIC(シビックは黄色でしょ!)という例外を除き、続くCITY turboからクルマの塗色は頑なに赤と決めている。もっとも、決めてるとは言えあの巣鴨の赤パンツに共通する様な特段の事由に基づいている訳もなく、単純に赤色が好きだからである。ただそれが故にBXの頃は兎も角、大型化したC5では赤いボディカラーはレギュラーでは無く発注後いささかの時間を要するのであった。はたして秋に発注したルージュプロフォンのシトロエンC5トゥアラーはクリスマスイブの日に登録されカーナビの艤装を受けたのち27日に納車となったのである。つまり、先代C5の3度目の車検満了日には間に合わず、納車の折に新旧の愛車を並べ写真なぞを撮り、しばしの感慨に耽るという常としていた儀式が叶わなかったのは少し残念な思い出である。

加齢による感覚だけでなく走行距離の少なさが相まって光陰矢の如く、まさに”もう”3年を経たC5を先日車検に出した。

車検を通すか、それを機に買い換えるかという自動車ユーザーの味わう普遍的な葛藤が意味するように車検という制度はそれなりの金額の出費を強いられるものである。初回車検が3年に延長され、車検そのものが見直され、さらにシトロエンに於いてはパーツ価格が安くなったこともありBX 16TRSに費やした車検費用より確かに先代C5の2度の車検は各々安価だったが、それは相対論である。つまりBX 16TRS続いて乗ったBX GTiの頃の車検は”とても”あるいは”凄く”高額だったからに他ならない。

絶対的には高額な支出の想定に重くなる気持ちで意味不明な重量税を含む法定費用66,750円の現金を包んで意を決してシトロエン目黒サービスポイントに入庫した。その夜、PDFで送られてきた税別表記と断りのある見積書によれば基本的な車検整備料金48,300円、保安確認検査料金9,450円(税別なの?)、継続検査更新代行料金12,000円、クリーナー1,500円に加え交換を要するものとしてバッテリー27,000円と交換工賃が5,250円(これも税別?)+産廃費用300円、発炎筒600円が記載されていた数字の全てだった。悲しいほどに走行距離が少ない事が主因であろう、もしかすると購入時契約した「メンテナンスプログラム」105,000円也も功を奏しているのかも知れない。なんにせよ、また相対的とは言えかつてシトロエンに費やした車検費用としては最も安価である。

しかも僅か二日後には車検完了出庫であった。新調なったバッテリー所以かエンジンは少し元気を増したような気がする。ただ相変わらず快適な走りとは裏腹に安価に済んだ今回の車検の理由が時代の趨勢なのか、あるいは2年後への先送りを意味するのかと心配事は増えるのであった。

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2011年4月23日 ディファレンススピリットNo5 [クルマ]

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PENTAX K20D DA16-45mm

オート上海2011、つまり中国上海自動車展示会である。
漢字で表記したところで中国語になっている訳では無い、なんとなくそれ風、に見えるだけである。中国でのモーターショーと言えば北京であったそれの報道に見られるように、なんとも既視感に溢れた何となくそれ風のクルマが並ぶ会場を想像してしまうのは正直な所である。

主要自動車生産国である日独米のモーターショーは三大ショーと称される。しかし海外メーカーのきなみ不参加と閑散とした前回の東京モーターショーとは対照的にこのオート上海では日本車を始め世界中のクルマメーカーのコンセプト車や新型車のワールドプレミアが行われたのである。いまや世界最大の自動車マーケットである中国はつまりお金持ちなのである、面目躍如なのだ。

かわいい911のような少し生意気な新型ビートルのワールドプレミアがトップニュースであろうが、シトロエンもDS5のベールを剥いだのである。もちろん、こんな事なら丁寧に作っときゃ良かったと不遜な反省の今だに検索をたよりに内外からアクセスの続く摂ブログのエイプリルフール記事のスクープとは関係は無い。為念。

Cで始まる既存のラインナップのプレミアムバージョンが新DSシリーズである。C3、C4にはDS3、DS4があり、そして我がC5に対しDS5が登場した訳である。シトロエンの修飾語であるアバンギャルドを添付した新DSシリーズはそれぞれデザインは美しい、DS4は「年間でもっとも美しいクルマ」に選出されたと言う。このDS5も2005年のC-Sport Loungeコンセプトのデザインの量産版である、細部で現実的モデファイは加えられたとは言え面の造作がとても美しい。そんな所に我がC5との関連を感ずるのであるが、ここまでであった。

C5より大分コンパクトなDS5にはハイドラクティブサスペンションの設定が無いのである。かつてXantiaの修理代車で頻繁に乗ったZXでコイルスプリングのシトロエンの良さも十分納得してはいる、でもやはり、シトロエンはハイドロである。ベルヌーイの定理を祖とする水と空気と呼ばれるこの有機的な機構は今や電子制御でサスペンションに使われているのみではあってもその魅力は大きい。ましてやマクファーソン式懸架では失望である、先代C5に比して現行C5が一層しなやかさを増したのはWウイシュボーンになった前輪懸架も大きいと実感出来ていたのに、だ。

プレミアムバージョン?と疑問符を付けて斜めな視線で眺めてしまうのであったが、まさかよく似た、なんとなくそれ風のクルマって事なのか、と遠く中国を想うのである。

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2011年1月6日 とんぼ返り。 [クルマ]

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Panasonic LUMIX FX-500

毎度の事ではあるが昨日の話である。
帰省した、つまり実家に向かったのである。ただ帰省の辞書的解釈とは全く異なる目的だった、即ち、点けっぱなしの電気(電灯)を消しに行ったのだ。

昨年末、例のごとくの無人の実家への帰省をした。これは辞書の用例にもある墓参りという至極当然な目的を持った行動であった。ただ帰りしな洗面所の天井灯を消し忘れたようである。実家の隣家より連絡を頂いたのであった。不注意であった。階下のスイッチまでが億劫な時もあるグータラなアタシではあるが、やむを得ずなんとも遠いスイッチを切りにC5ツアラーを走らせた。

片道およそ200km、特に空いていない限り4時間程の実家への行程は以前も記したが高速道路と山間路を含んだ一般路が半々の、その気になれば楽しめるドライブコースである。

いつものセルフ式スタンドガソリンを満タンにして高速道路を西に向かう。進行方向に富士山を見つけると小さくフジサンと呟いてしまうのは日本人だからかだろうか、なんにしろ得したような気分になるのである。追い越し車線を低速で延々と占拠するクルマの存在を苦々しく感ずるのと同様な思いを燃料計指針のためらいの無い降下にも感じながらもシトロエンの高速巡航は相変わらず安楽なのである。大排気量はディーゼルが主流の欧州にあって”エコ”でない大排気量ガソリンエンジンが廃された為、輸入されるシトロエン車はラインナップが大幅に変わった。C6は輸入停止、C5は1.6Lガソリンターボエンジンのみといった状況である。かつては相対的に小さなエンジンをフルに使って走るのがフランス流とよくいわれたが実際はフランスの課税方法に起因して小さな排気量が好まれただけのことである。思えばBX GTiの1.9Lでアンダーパワーを感じXantiaの2.0Lで非力さに悩まされた経験はフランス流とは片付けられない。

BMWの血を引く最新の1.6Lエンジンはターボブーストによってより大きなトルクを出力する。その昔乗っていたターボエンジン車はパワーと燃料消費が見事に比例するのだったが、今や小排気量にターボはエコの定理である。大きなC5のボディを街中でなら4気筒特有の振動を除けば予想外に走らせる事に軽い驚きはあったが必要十分という形容詞は外すほどではなかった、つまりトルクフルな高速巡航の安楽さはやや望み薄であろう。

我がC5ツアラーの設計の古いPSA製3.0Lエンジンはなんの特徴もない実用エンジンではあるが、かの地でのメインエンジンである大排気量ディーゼルターボを望めない日本ではベストな組み合わせである。非力だった初期型Xantiaブレークから乗り換えた先代C5よりこの組み合せで乗っている、4速から6速へとATは進化しチューンも変わっているが低速トルク不足と何より燃費性能の悪さは擁護のしようもないがストレスの少ない高速巡航と山間路走行は可能である。つまり疲労を感ずる事なく日帰り帰省を可能とするという余裕がある。

そこそこの渋滞にも巻き込まれつつ実家の洗面所のスイッチは切った、目的は達したのである。墓参りもすませ知らせてくれた隣家に挨拶をし帰路につく、滞在は30分くらい、とんぼ返りである。9時間程を費やした節電行為は8時間以上を走り続けていた事になる。帰宅後やや疲労感があったのは加齢のせいか行程のせいか、あるいは少し気になるハイドロサスの反応に起因するのかは判らない。

ただ、15Wの電球型蛍光灯が点灯し続けるのと、ガソリンと道路通行料を使い大きなクルマでそれを消しに行く事のどちらがエコであるか思い直す事が最も大きな疲労感の原因かもしれない。

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2010年10月18日 C5とGT5と5DmkII。 [クルマ]

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相変わらずであるが、昨日の事を今日書いている呑気さを御容赦頂くのである。
そう、昨日の日曜日、C5ツアラーを駆ってプレイステーション3用ゲームソフトであるグランツーリスモ5のCM撮影現場に向かったのであった。

残念な事にと言うべきであろう、仕事では無い。
出演車としての参加である。出演車募集の告知を見つけ応募していたのである、間違いなくミーハーである。幸いにも当選通知を受け取ったアタシは、前日夕方にホイールまで洗車して出掛けたのであったが、ウインドウの水滴ムラやボディの拭き取りムラなど詰めの甘さが柔らかな曇り日の下露呈するのである。洗車は嫌いだ。

エキゾチックスポーツカーからフツーのクルマそして珍車と、現場に集まった100台強のクルマは眺めるだけでも楽しい。これだけ多様のクルマを、撮影車コーデネーターに依頼するとしたら莫大な費用が必要だったろう。現行車種ならメーカー広報車を借出すとしてでもスケジュールの調整など困難山積みである。ましてやその台数の交通費や燃料代、そしてドライバーのギャラや保険と今のご時世ではOKは出にくい企画である。

制作プロダクションは上手い事を考えたモノである。募集に呼応したクルマ好き達は、鴨がネギを背負って来るが如くにノーギャラどころか自己負担で現場にいるのである。さらには、ブログやツイッターで話題が広がるといった副次的効果も期待出来る。まさに一石何鳥にもなり、経費を押さえて効率の良い広告制作の好例であろう。

流行とも言えるかも知れないが、撮影はEOS 5DmkIIだった。すっかり映像制作の分野にスチールカメラの動画機能は定着しているのである。後半にあらかじめ写真選考の時点で選ばれていたらしいメインのクルマ達を同時走りで撮影する様子を見ているとセットのコンパクトさもDSLRで動画撮影するメリットである事が理解出来るのであった。

グランツーリスモ"5"のCM撮影にシトロエン C"5"で出掛けてみたらEOS "5"DmkIIで撮影された、となんとも"5"繋がりな事を独り微笑ましく思うのであったが、正直な所グランツーリスモのソフトくらいは貰えるのではないかとの期待が叶わなかった事への不満も告白しよう。

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2010年9月29日 ご近所まで遠回りして帰ろう。 [クルマ]

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いささか放置ぎみの我がシトロエン C5ツアラーである。
ガソリンも不足なまま乗りっぱなしであった事を思い出し昨日、給油に向かった。余談では有るが、あの阪神淡路大震災の時はクルマがシェルターとなりヘッドライトの明かりが不安を和らげた事も有ってクルマには常に十分な燃料を入れておくべきだと言う経験談が有った。ついでにNAVI誌上に崩れかけた家屋を脇の駐車場のCITROEN BXが支えている写真があり、ある種の感銘を受けたのはシトロエンファンだからであろう。

面倒くさがりやであり、貧乏性(いや実際貧乏か)もあってガソリンスタンドに寄るのが億劫なのである。ましてや、ボンネットを開けろだの洗車がどうだのと畳み掛けてくるスタンドマンとのやり取りも苦手である。これは美容院での洗髪時にあれこれ聞かれる事と同様である、何処か気持ちの悪い所は有りますかと髪を洗われながら問われて、いったい何と答えれば良いのだろう。有りません以外答えられヒトはいるのだろうか何時も疑問である。

クルマについてはオレも詳しいぞ、ましてやシトロエンに関してはキミの知識の及ぶべくも無いぞ、と心で答えながら、スタンドマンの問いかけにいちいち不要と答える不毛な時間は、幸運にもセルフサービスのガソリンスタンドの台頭によって回避されたのであった。以来セルフスタンドのみでの給油を心がけつつも億劫に思う気持ちに変化が無いのは、結局ただの面倒くさがりやなのである。

目的を持って走っている途中に給油に寄るのが面倒ならば、給油を目的にすればという訳で近所のガソリンスタンドに向かうのである。

シトロエンのクルマは何段階かに分かれてアタリが付いてくると昔から言われていた。エンジンのアタリ、ハイドロサスのアタリ、ボディの馴染みが走行を重ねる事で絡み合ってシトロエンらしくなって行くのである。つまりある日エンジンは格段にシャープになり、乗り心地はまさに魔法の絨毯と再認識するのである。こうして虜になって四半世紀近くもシトロエンに乗っている訳であるが、悲しいかな走行する機会が少ないC5ツアラーにも変化は現れている。上まで軽く回る様になったエンジンに合わせより一層フラットに乗り心地は変化した。

ガソリンスタンドまでの僅かの距離でも口元が緩んでしまうのではあるが、気持ちの良い乗り味に抗えず帰り道に少々遠回りを考えた。西へ暫く走り環七へと右折する、皇居を中央とする様に東京にあるいくつかの環状道路のひとつである。流れに乗って淡々と走る、目的はクルマに乗る事なのだからあまりに非建設的行為である。しかしシトロエンの持つ胎内感に気持ちはゆっくり癒されて行くのである、心身ともにリラックス出来るのであるから無駄な行為では無いと言い訳は用意できる。

暫く見る間に随分伸びた東京スカイツリーを遠望して後、環七を右折して東京の中央を横断して帰路についた。

およそ55kmの走行距離であった。ちょっとガソリンを入れに行くには遠かったか、まあ所謂ドライブと言う事である。ところで、お気に入りの映画に『Driving Miss Daisy』がある、人種差別を背景にユダヤ系の頑固な老婦人のジェシカタンディとアフリカ系の文盲の運転手のモーガンフリーマンの演技が余韻を引く良い映画だが、このドライビングという言葉は夢中になるという意味のスラングだと、かつて聞いた。C5ツアラーのステアリングを握りながらなるほどと深く頷くのである。

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2010年8月16日 Uターンラッシュ。 [クルマ]

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今日も暑い、が、忘れてはいけない終戦の日を過ぎ、お盆も開け送り火の日である。
大学入学で故郷を離れてから帰省という年中行事が生活の一部になったのであるが、父も母も亡くし帰省が墓参りと同義になってしまって大分立つ、帰省も一泊や日帰りと短い事が多くなってしまった。滞在時間が移動時間の1/3以下な事すらあって寂しい限りである。

基本的に帰省はドライブである。若者のクルマ離れが言われて久しいが残念な事に若者ではない故クルマ好きである。帰省後の利便性の優先と、なにより走る楽しさでクルマで出掛ける事は自然な流れである。ただ思い起こせば、正月開けの箱根の山頂でキャブ不調で止まったシビックや夏の暑さに負けて止まってしまうBX 16TRS、エンジン始動不可となり当時の輸入元兼ディーラーの西武自動車が帰省先まで引き取りに来たBX GTi、出掛ける直前にへそを曲げた先代C5などとトラブルも少なくは無い。苦難の記憶はもっと多かったような気もするが楽天主義のアタシの大脳皮質には深刻に記録されていない様子だ。

既出の様に我が故郷は有名観光地である。一年を通しての観光地であるが夏は特に人気なのである、つまり帰省渋滞と観光地への行楽渋滞との相乗効果で見事な大混雑である。かっては上がって行く水温計油温計の指針と相まって難行苦行と言う言葉が大袈裟ではないのであった。所要時間の80%は停止していた事も珍しくは無い、ただの有料駐車場と化した自動車専用道路上で前方のクルマの家族連が業を煮やしたのか花火に興じていた事もあった。

今年はことさらに道路が混むであろう事を連日報道している。どうせ上限1000円の通行料の恩恵は東京出発の身にはあまり大きく無いと納得し、出発したのは金曜日の午後である。さっさと朝から出掛けないのはズボラな性格だけではなく会いに行く人の居ない張り合いの無さもある。

大混雑に脚色されてはしまうが、故郷への道は高速道路有り高原のワインディングロード有りタイトな山間路有りと所謂ドライビングプレジャーを満喫する事が出来る。そして意外に思われるだろうがシトロエンのクルマは結構スポーティなのである。陸の巡洋艦と形容される通り高速で快適に目的地に向かう巡航性能は期待通りだが、実はタイトなワインディングも結構得意である。ハイドロの足回りと強力で安心感のあるブレーキと剛性感の高いステアリングはミドルシトロエンに共通する美点だと思う。さらに言うと、スモールシトロエンの金属バネのサスセッティングの良さも以前ZXで実感した。

先代から変わって低速域では表示されなくなった瞬間燃費計を良い事にガソリンの浪費に目を背けてフラットアウトすると、軽々と6000回転を超えるエンジンは先代よりチューニングが進んだのか回転が軽い。相変わらず低回転でのトルク感が乏しく、発信加速でガスペダルの開度が大きく燃費に悪いのは残念であるが現行のC5ツアラーもやはり、嬉々とワインディングを駆け抜けられるクルマである。大きなボディも意外に車両感覚がつかみ易く運転が楽しい。背もたれの上部を独立して調整出来る快適な皮シートの表面が滑りにくいのも無駄な疲労も感じず目的地に到達出来る美点の一つである。

Uターンのピークという報道に覚悟の帰路であったが、通信機能を持ったカーナビゲーションの渋滞考慮ルート探索の賜物か実際に混雑が少なかったのかは定かではないがUターンラッシュと言う言葉とは裏腹に平時とさほど変わらない時間で東京に着いたのであった、ラッキーである。もっとも、そろそろ仕事はUターンラッシュして欲しいと願うのが本音である。



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2010年8月9日 秋立ちぬ。 [クルマ]

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PENTAX 645D  D FA55mm

【8月6日の広島、そして今日の長崎と恥ずべき悲しい人間の愚行の日である。65年を経ても戦争も核兵器も地球上から消し去る事は出来てはいない、無力な我々であっても、しかし少なくともこの日には何があったのかを忘れずに再認識する事くらいはしていたい。】

今日は久方ぶりに熱く無い朝を迎えた。立秋を過ぎ季節は秋に向かっているのだろうと四季のある日本はやっぱり良い国であるなどと悦に入るのは間違いである。考えてみればお盆の帰省の頃、あるいは実家の開け放った居間で寝転んで観る甲子園中継の頃もジリジリという擬音が似合う暑さ十分の”夏”である。たまたま台風の影響もあっての昨夜半からの雨で少々気温が下がったにすぎず、ましてや世界が異常な今年の夏、好意的解釈の過ごし易さに油断は出来ない。

夜半のやや強い雨に「マーフィーの法則」を思い出した。技術進化の「ムーアの法則」などに比してより深く頷ける情けない系とでも言えるのが「マーフィーの法則」である。アメリカ空軍のフェイルセーフの観点からの経験則が起源のようであるが、一種あるあるネタで流行した。日本でも20年くらい前にかなり流行った、曰く『落としたトーストがバターを塗った面を下に着地する確率は、カーペットの値段に比例する。』あるいは昼食にカレーを外食すると帰宅後の夕食がカレーの確率が高いとかなのだが、日米とも共通している事例が洗車をすると雨になるというものである。

はたして、一昨日夕方、我がCITROEN C5 ツアラーを洗車した。黄砂の頃以来である、珍しい事をすると”雨になる”と日本では揶揄もするが、ともかく乗りっぱなしの野ざらし駐車の”高級外車”をたっぷりのシャンプーで泡立てて打ち水を兼ねて入念に水洗いした。当初に施したボディコートがあまり芳しく無かったのか僅かに鳥の糞かなにかが小さなシミを作っている事と窓下のモールに水ジミが出来ている事を除くと美しいボディが蘇り夜目にも満足をするのである、が、当然のように翌朝にはルーフの上に猫が寝ているのである。隣家との塀に面したボンネットからルーフを縦断しほとんどを占めるガラスルーフを避け後端のスポイラーを含む塗装面で寛いでいる。足洗ってからクルマに上れよという要求は水嫌いの猫には無理であろう。汚れが酷い時には上がらないので猫も現金な物である。

解り易い格好良さの現行C5に対し、デザイン自体の良さは未完成なリア周りを除けば先代のC5の方が上だと思うが抑揚にとんだ現行C5も面の美しさが水を拭き取るタオル越しに感じる。やや排気量の小さかったGSを考えると実質BXがC5のルーツであろう、以来デザインと特異なメカニズムを進化させながら代を重ねたミドルシトロエンを乗り継いで来た。ミドルと言うには無理が有るほど現行C5は大きなボディに成長したが、コンパクトでシャープなボディに、1.6LウエバーのキャブをジェトロニックでコントロールしたBX16TRSがホンダから宗旨変えして乗り始めたシトロエンである事は既出のとおりである。

かってスナッチやストールという単語はシトロエン(を含む欧州車)を語るうえでの夏の季語だった、BXの時代は高温多湿の日本の渋滞に負けてしまう事が時々あった。秋になって涼しくなると、少し安心した。人の過ごし易さとクルマの好調が比例していたのである。

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2010年5月26日 便りがないのは無事な知らせ。 [クルマ]

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PENTAX 645D DFA645 55mm

クルマの事である。
つまり、我がCITROEN C5 ツアラーである。7年の歳月をともにした先代C5を引き継いだ、文字通りの2代目C5も1年半近くの時が過ぎようとしている。

早いものである。以前話題にした、加齢が進むほど脳に対し刺激的な出来事が少なくなり1年を短く感じる、と言う理由では無いと思いたいのではあるが早い時の流れである。

思い返すとこの場に2代目のC5について記した機会は随分と少ない。厳しい経済環境(アタシのね)に起因する走行距離の短さも、その理由の一つに上げられるが、なにより、波瀾万丈が少ないのである。ようするにブログネタに乏しいのである。便りのないのは無事な知らせと言えなくも無い。

僅か1年数ヶ月の時間経過でクルマに波瀾万丈など起こるべくも無いと考えるのは楽天家かトヨタ車のユーザーである。(後者に関しては認識を新たにすべきであろうが)ともかく日々クルマに接していれば、事の大小に関わらず何かしらのエピソードは生まれるのである。ましてや長年シトロエンを友とする者にとって波瀾万丈と言う単語はカーライフと同義語でもある。
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Panasonic LUMIX FX500
でココからが本題である。C5のブログネタが出来たのである。
タイヤ交換と、理由と顛末とでも言うべき内容である。

ロケハンに向かう朝、ピックアップするADの事務所前で僅かな不注意でホイールの悲しい傷と修理不能のサイドウォールの損傷をタイヤに与えてしまった。重ねて言うがロケハンに行かなくてはならない、茨城と神奈川を回るつもりであった。幸いな事にC5は応急用タイヤが搭載されている。その場所に外したタイヤは太すぎて収納しきれないのは少々お茶目では有るが、サイズ違いとは言え225/55R17という立派な応急タイヤである。きっとスチールホイール用ボルトの用意さえ有ればホイールに張られた速度制限はいらないのではあるまいか。

急に降ってわいたタイヤ購入の出費を考えると折れそうな心もジャッキで共に支えながら、タイヤ交換を行った。ブレーキキャリパーとのクリアランスが殆どないのは不安である。ただ、黒塗りのスチールホイールがダートラ車のようでカッコいいと思うのは、間違いなくオヤジの証明である。

リアスポイラーのリコール処理もあって、タイヤの価格も専門店と大差がないとの事でいつもの直営サービス工場に一泊預けた。因にC5ツアラー・エクスクルーシブのタイヤ1本は、初めて乗ったシトロエンであるBX16TRSのタイヤ4本分より高価なのであった。人的ダメージは大きい。

昨日受け取りに行き、ふと見ると異なるタイヤが装着されていた。同銘柄同サイズの種類違いである。タイヤに関する実作業は委託したタイヤ屋さんの仕事である。注文書や指示書からタイヤ屋さんのミスらしいが、定休日の今日を挟むため連絡は明日だと言う。取り敢えず異なったタイヤで帰路につきつつ『便りのないのは無事な知らせ』
と呟いてみるのだった。

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2010年4月1日 スクープ!CITROEN DS5 [クルマ]

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PENTAX Optio s5n

シトロエンDS5である。
実走行テスト中の撮影である。おそらく完全な形の露出はこれが世界初であろう。

シトロエンの新しいラインナップであるDSシリーズはDS3、DS4そしてDS5の3車種が順次発売される事が発表されている。それぞれ対応するCで始まる車種のスペシャル版という位置づけになっている。日本でも既に新型C3をベースとしたDS3の予約が始まっている。次いで今年末と噂される新型C4をベースとしたDS4が来年のジュネーブショーあたりでベールを脱ぐだろう。

DS5は当然C5ベースとなる、次期モデルチェンジに合わせられるものと思っていたが、どうやら現行車種をベースとした形となるようである。シトロエンとしてはラインナップの拡充を急ぐ方針なのだろう。もっとも、発売はDS4より後であろうし、このテスト車を見るとフロントグリルが新しいCIに沿ったものなのでC5のフェイスリフト以降という事になりそうである。

さて、撮影した新型CITROEN DS5であるが、外観はC5より若干短く低い。ボンネットラインはややC5より薄く低い、新しいデザインのドォブルシェブロンを配したフロントグリルの形状とそれに合わせたLEDを採用した薄く小型のヘッドライトが新しいC5にも用いられるモチーフだろう。一見2ドアであるが、RX-8のような小さな観音開きのリアドアが両側ともついている。実用性への配慮はシトロエンらしい。当然リアシートの居住性も高い。荷室は詰められた全長の皺寄せで現行C5の2/3程度である。

現行C5ツアラーににるサイドビューであるが、レールの無い緩い弧を描くルーフやウインドウ周りのクロームそして何より20inのホイールがスペシャル感を醸している。パワートレーンはフロントに例のBMWとの共同開発のターボエンジンをスープアップしたガソリン2Lターボで前輪を駆動、後輪は両輪ともインホイールモーター駆動である。

エンジン出力155kwとリアのモーター出力80kw(!)はECUでハイドラクティブサスペンションと共にコントロールされ走行性能を高めている。任意でバランスを変化させる事も出来、FFから4X4そしてRRという駆動を楽しむ事が出来る。通常は車速や路面状況、気温、ドライビングスタイルなどをセンシングしながらリニアに変化している。リアの個別に作動するインホイールモーターを生かしたコーナリングはよりダイナミックなコントロールになったハイドラクティブサスと相まって異次元のものである。

パワーアシストが付いた大きなドアは軽く開き、広すぎず狭すぎずの室内は上品なレザー仕様だった。5人の乗車定員は無理無く長距離走行可能であろう。ルームミラーは大型のLCDで通常の後方視界以外にクルマの周り360°全ての方向を映す事が出来るうえ、カーナビのディスプレイにはセンサーに連動して近接した側の映像が警告音とともに表示されるのだ・・・・・

という事をまた今年もエイプリルフールのネタとしよう。

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